所在地 | 島根県出雲市西園町上長浜4258 |
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祭 神 | 主祭神 八束水臣津野命 配祀神 布帝耳神・淤美豆奴神 |
由 緒 | 創建年は定かではありませんが、710年以前には存在していたと思われる神社です。出雲国風土記の冒頭を飾る国引き神話の、国引きの綱・薗の長濱に鎮座している神社です。安土桃山時代、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、加藤清正・福島正則・片桐且元などが参拝し、百日祈願をしたそうです。その頃から、武道・スポーツ上達・勝利の神として信仰を集めるようになりました。 |
国引き神話の主人公を祀る神社
国引き神話の主人公・八束水臣津野命を祀る長浜神社に到着。
八束水臣津野命と書いてヤツカミズオミツヌと読みます。
ヤツカミズオミツヌ・・・舌が絡まりそうな名前ですな。
ということで、ここでは勝手にヤツカミさんと略させてもらいます。
長浜といえば、薗の長濱。
そうです、この神社は国引き神話に登場する薗の長濱の地に鎮座してます。
ちなみに、長浜神社は妙見山という山に鎮座しているため、通称・妙見さんとして親しまれてるそうです。
国引き神話とは?
●ザックリと簡単に国引き神話とは?
まだ出雲の国ができたてホヤホヤの小さな国だった時代のお話し。
小さな出雲の国を見ていたヤツカミさんという神様はこう言いました。
『この国はなんて狭いのだ・・・』
『最初につくった国だから、少々小さくつくり過ぎてしまったようだ・・・(汗)』
『どうやったら大きな国にできるのか・・・』
『そうだ!近くの国から土地を引っぱってきて、出雲の国と合体させちゃおっ』
そんなこんなで
『どこかに余った土地がないかなぁ・・・』
と思い、辺りを見渡すと、海の向こうの新羅の国(現・韓国)に余った土地を見つけちゃいました。
ということで、その土地を出雲に引寄せることに。
ヤツカミさんは、大きなクワで新羅の余った土地を切り離し、その土地に綱をかけて『国来、国来(クニコ、クニコ)』と言いながら出雲の地へ引き寄せました。
そして土地と土地を縫い合わせて、杵築のみさき(現・日御碕から平田市小津付近)が完成。
このとき、引き寄せた国を固めるために立てた杭が佐比売山(三瓶山)になり、引き寄せた綱が園の長浜となりました。
その後、北陸などから国を引き寄せました。
例のごとく、土地と土地を縫い合わせて、島根半島が完成。
このとき、引き寄せた国を固めるために立てた杭が大山になり、引き寄せた綱が鳥取県の弓が浜となりました。
無事、国引きを終えたヤツカミさんは意宇の杜に杖を突き立て『おう(おえ)』と言いました。
その場所が意宇の森(おうのもり)になったといいます。
完。
出雲国風土記の国引き神話によると、薗の長浜(園の長浜)は島根半島と佐比売山(三瓶山)とをつなぐ綱であると記されています。
長~い砂浜の先には佐比売山(三瓶山)。
確かにそういわれると、稲佐の浜から見る園の長浜(綱)と三瓶山(杭)は、長い綱で繋がってるように見えますね!
それにしてもこの国引き神話は何が言いたいのでしょ?(笑)
単純に、出雲国の領土を拡大していったよ~ということを、ファンタジー風味に仕上げた物語なのかなぁ?
それとももっと深いメッセージがあるのかなぁ?
クニコ、クニコ・・・口癖になりそうです。
ちなみにこちらに国引き神話の舞台となった稲佐の浜のことを書いてます。
そしてこちらが杭となった佐比売山(三瓶山)です。
●三瓶山
三瓶山は、全国に110ある活火山の1つです。
直径1.2kmの爆裂火口を取り囲んで6つの峰があり、最高峰は1126m。
最後の噴火は約4000年前といわれています。
まだ出雲の国ができたてホヤホヤの小さな国だった時代のお話し。
小さな出雲の国を見ていたヤツカミさんという神様はこう言いました。
『この国はなんて狭いのだ・・・』
『最初につくった国だから、少々小さくつくり過ぎてしまったようだ・・・(汗)』
『どうやったら大きな国にできるのか・・・』
『そうだ!近くの国から土地を引っぱってきて、出雲の国と合体させちゃおっ』
そんなこんなで
『どこかに余った土地がないかなぁ・・・』
と思い、辺りを見渡すと、海の向こうの新羅の国(現・韓国)に余った土地を見つけちゃいました。
ということで、その土地を出雲に引寄せることに。
ヤツカミさんは、大きなクワで新羅の余った土地を切り離し、その土地に綱をかけて『国来、国来(クニコ、クニコ)』と言いながら出雲の地へ引き寄せました。
そして土地と土地を縫い合わせて、杵築のみさき(現・日御碕から平田市小津付近)が完成。
このとき、引き寄せた国を固めるために立てた杭が佐比売山(三瓶山)になり、引き寄せた綱が園の長浜となりました。
その後、北陸などから国を引き寄せました。
例のごとく、土地と土地を縫い合わせて、島根半島が完成。
このとき、引き寄せた国を固めるために立てた杭が大山になり、引き寄せた綱が鳥取県の弓が浜となりました。
無事、国引きを終えたヤツカミさんは意宇の杜に杖を突き立て『おう(おえ)』と言いました。
その場所が意宇の森(おうのもり)になったといいます。
完。
出雲国風土記の国引き神話によると、薗の長浜(園の長浜)は島根半島と佐比売山(三瓶山)とをつなぐ綱であると記されています。
長~い砂浜の先には佐比売山(三瓶山)。
確かにそういわれると、稲佐の浜から見る園の長浜(綱)と三瓶山(杭)は、長い綱で繋がってるように見えますね!
それにしてもこの国引き神話は何が言いたいのでしょ?(笑)
単純に、出雲国の領土を拡大していったよ~ということを、ファンタジー風味に仕上げた物語なのかなぁ?
それとももっと深いメッセージがあるのかなぁ?
クニコ、クニコ・・・口癖になりそうです。
ちなみにこちらに国引き神話の舞台となった稲佐の浜のことを書いてます。
稲佐の浜(沖御前神社)の御朱印情報と参拝記~国譲りと国引き神話と神在月をわかりやすく解説~
稲佐の浜とは?●ザックリと簡単に稲佐の浜とは?ザックリと簡単に稲佐の浜とは古事記では伊那佐の小濱。日本書紀では五十田狭の小汀と記載されている砂浜です。国引き神話・国譲り神話の舞台として有名な浜で、...
そしてこちらが杭となった佐比売山(三瓶山)です。
●三瓶山
三瓶山は、全国に110ある活火山の1つです。
直径1.2kmの爆裂火口を取り囲んで6つの峰があり、最高峰は1126m。
最後の噴火は約4000年前といわれています。
厳藻(いずも)かけ
●厳藻(いずも)かけ
お供え物である神聖な海草はいずもと呼ばれ、それが出雲の語源になったといいます。
いずもを掛ける木が出雲の出になってるとこが素敵です。
お供え物である神聖な海草はいずもと呼ばれ、それが出雲の語源になったといいます。
いずもを掛ける木が出雲の出になってるとこが素敵です。
その他の見どころ
●要石・夫婦石
境内には国引きの時の土地鎮めとして使用された要石と夫婦石が祀られています。
●弓掛の松
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、加藤清正・福島正則・片桐且元が参拝し、百日祈願をしたそうです。その際、弓を掛けたと伝わる弓掛の松が現存してます。
境内には国引きの時の土地鎮めとして使用された要石と夫婦石が祀られています。
●弓掛の松
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、加藤清正・福島正則・片桐且元が参拝し、百日祈願をしたそうです。その際、弓を掛けたと伝わる弓掛の松が現存してます。
願い綱
願い綱を結ぶ叶え杭はこちらの神社にあります。
●叶え杭がある佐比賣山神社の参拝記
●叶え杭がある佐比賣山神社の参拝記
佐比賣山神社の御朱印情報~国引き神話でお馴染みの佐比賣山(三瓶山)に鎮座~ (島根県大田市三瓶町)
所在地島根県大田市三瓶町多根イ305祭 神大己貴命・少彦名命・須勢理毘売命由 緒891年に創建。1476年、1573年、1604年に社殿を造営したそうです。この地は大国主命が国土経営の際、池を作っ...
御朱印情報
●御朱印情報
●授与されている御朱印
・通常の御朱印
・出雲国神仏霊場の御朱印
・金字の御朱印
・斎庭の稲穂の御朱印
・金運を招くの御朱印
・幸福を招くの御朱印
・お目出度いの御朱印
・秋茄子が実るの御朱印
・炙り絵の御朱印
・アマビエの御朱印
御朱印は全て社務所で頂けます。
●授与されている御朱印
・通常の御朱印
・出雲国神仏霊場の御朱印
・金字の御朱印
・斎庭の稲穂の御朱印
・金運を招くの御朱印
・幸福を招くの御朱印
・お目出度いの御朱印
・秋茄子が実るの御朱印
・炙り絵の御朱印
・アマビエの御朱印
御朱印は全て社務所で頂けます。