
所在地 | 島根県松江市佐草町227 |
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祭 神 | 主祭神 素盞嗚尊・稲田姫命 配祀神 大己貴命・青幡佐久佐日古命 |
由 緒 | 社伝によると、素盞鳴尊が八岐大蛇を退治する際、生贄となっていた櫛稲田姫を助け出し、佐草の郷にある佐久佐女の森(現・奥の院)に八重垣を造ってかくまったといいます。八岐大蛇を退治した後、素盞鳴尊と櫛稲田姫は結婚しました。そして『八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を』と歌を詠んで、須賀の地(現・須我神社)に住居を構え、櫛稲田姫と暮らしました。そんなこんなで、素盞鳴尊と櫛稲田姫が住居を構えた須賀の地に創建したのがこの神社の始まりといいます。その後、佐久佐神社(現在地)に遷座。1872年、佐久佐神社は八重垣神社を合祀。その後、1878年に八重垣神社と改称したそうです。 |
HP | 【公式】八重垣神社 |
Contents
大人気の縁結びスポット

スサノオとクシナダヒメゆかりの地であります八重垣神社に到着。
それにしても、なんだ、この人の多さはっ。
しかも神社に向かって歩く人達は女性ばかり・・・。
なぜだ・・・。
結構広い駐車場が超満車なのだ。
そんなこんなで、駐車スペースが空くのを待って、無事駐車完了。
そして女性達が向かう境内に到着・・・
すると、巨大なチンチン像を発見!


まっまさか・・・
女性達はこれを目当てに・・・
だがしかし、女性達はチンチンには見向きもせずに、境内奥の森へ歩いていく・・・(チッ)
どうやら、この神社は縁結び占いで有名なスポットらしく、その占いをするためにたくさんの女性が訪れる神社なんだと!
そんなこんなで、この神社は女性に大人気の神社なんですって!
そうだったのか・・・恥ずかしながら、そんなことは全く知りませんでした。
そうこうしていると、私の中に眠るオジさんの乙女心が乱れ始めた・・・
私もやりたいっ!
ということで、その縁結び占いとやらをやってみましょー!
鏡の池(縁結び占いの池)

どうやら縁結び占いをするためには、授与所で占い用の紙を購入しないといけないらしい。
ということで100円を払って、占い用の紙を手にする。
そして、奥の院と呼ばれる境内奥の森へ足を進めると鏡の池に到着!

予想通り、池の前は女性達で埋まってる・・・
2スペースほど空きがあるけど、なんだか気が引ける・・・
なんとなく、オジさんの席はない(笑)
ということで、自然な感じで着席できるタイミングを見計らっていたひと時。 (逆に不自然)

そうこうしてると、すぐにチャンスがやってきた!
おっ、これはチャンスじゃないのか!?
いい感じのスペースが空いた!
ということで早速、縁結び占いを開始。

●縁結び占いのルール
池に占い用紙を静かに浮かべ、10円か100円を紙の中心に乗せる。
心の中でお願いごとを1つ。
そして後は紙が沈むのを待つだけ。
15分以内に紙が沈めば、早く縁が結ばれ
30分以上かかれば、縁を結ぶまでに時間がかかると言われています。
紙の上をイモリが横切って泳いでいくと、とんでもないな吉縁に恵まれるというボーナスチャンスもあるそうです!

そんなこんなで、紙が沈むのを静かに待つこと約8分・・・
何の前触れもなく、突然池底に向かって急降下しました!
慌てて写真を撮ったのでピンボケです(汗)
私の中では、ジワ~と沈んでいくイメージでしたが、あっと思った瞬間には水面に紙はありませんでした。
まさにあっという間とは、こういうことなんですね!
写真に収められたのがほぼ奇跡です。
なにはともあれ15分以内なので良縁近し!
・・・って、何の縁を願ったのかって?
それはもう金よぅ!
鏡の池とは

スサノオがヤマタノオロチを退治する際、生贄となっていたクシナダヒメを助け出し、佐草の郷にある佐久佐女の森(現・奥の院)に八重垣を造ってかくまったといいます。
クシナダヒメはこの池の水を飲み水として使ったり、自分の姿を映して鏡代わりにしたそうです。
そのため、鏡の池と呼ばれるようになりました。
ちなみにヤマタノオロチを退治した後、スサノオとクシナダヒメは結婚しました。
そして八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣をと詠んで、須賀の地(現・須我神社)に住居を構え、クシナダヒメと暮らしたといいます。
女を守るオトコ・・・カッコいいなぁ、スサノオ。
最高のラブストーリーじゃないですか!
ちなみにこちらが須我神社の参拝記です。
スサノオ夫婦の新居跡に鎮座する神社です。

須我神社の御朱印~スサノオ夫婦の新居跡に鎮座~ (島根県雲南市大東町)
所在地島根県雲南市大東町須賀260祭 神主祭神須佐之男命・稲田比売命・清之湯山主三名狭漏彦八島野命配祀神武御名方命由 緒古事記によると、八岐大蛇を退治した後、須佐之男命は妻・稲田比売命とともに...
●身隠神事のこと
毎年5月3日に執り行われる身隠神事では、ヤマタノオロチ退治の際にクシナダヒメが奥の院に身を隠したという古事にちなんで、本殿から奥の院の夫婦杉に向かって神輿による神幸行列が行われるそうです。
ちなみに、この行列を見ると良縁に恵まれるんだって。
スサノオとクシナダヒメの壁画

●板絵著色神像(本殿板壁画)
・893年作(室町時代頃作とも)
・国指定重要文化財
ちなみに宝物殿では、スサノオやクシナダヒメなど6神の壁画を拝観することができます。
この壁画は、893年に巨勢金岡が描いたものといわれ、神社界では日本最古の壁画と伝わってるそうです。
※しかし実際の制作年代は室町時代頃と推定されてます。
この壁画は、もともとは本殿内に飾られていたんですって。
さすがに劣化が激しく、体部はほぼ消えてますが、2人の顔ははっきり残ってました。
スサノオとクシナダヒメ・・・何百年経った今でも2人はラブラブですな。
ちなみにこんなすごいお宝ですが、ガラスケースで保護されておらずノーガードで展示されてました!
きっとラブパワーと神パワーで守られてるから、いつまでも2人の顔が消えることはない・・・のかもしれませんな。
●宝物殿の拝観料
・中学生以上・・・200円
・小学生・・・100円
・幼児・・・無料
ヤマタノオロチ退治のことなど
こちらにスサノオとクシナダヒメが出会ったヤマタノオロチ退治のことを書いてます。 ![]()
こちらにスサノオのことを書いてます。![]()
こちらにクシナダヒメの生誕地のことを書いてます。

[9]スサノオ、出雲で八俣のオロチを倒す
追放されたスサノオは出雲にたどりついて、泣いてるアシナヅチ、テナヅチ、クシナダヒメに遭遇。八俣のオロチを退治する。
こちらにスサノオのことを書いてます。
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こちらにクシナダヒメの生誕地のことを書いてます。

稲田神社の御朱印~クシナダヒメの生誕地~(島根県仁多郡奥出雲町)
住 所島根県仁多郡奥出雲町稲原2128−1祭 神稲田姫命由 緒創建年は不詳。現・笹宮の辺りに小さな祠を建てたのがこの神社の始まりといわれています。この地は稲田姫の生誕地で、境内の近くには稲田姫・産湯の池、...
八重垣神社の境内
●随身門

●随身門
・建立年不明
・銅板葺 切妻造
随身像は正面に向かって座ってるのではなく、向き合って座ってました。
島根は、こういった向き合って座る随身門が異常に多いです。
●狛犬

●狛犬
・建立年不明
・出雲尾立(?)出雲丹後(?)
ドロドロに溶けた感じで劣化しているためハッキリとしたことがいえませんが、この姿勢はおそらく出雲尾立か出雲丹後の狛犬だと思われます。
島根は来待石の産地だけあって、来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように崩れてる狛犬が多いです。
●拝殿

●拝殿
・1964年再建
・銅板葺 妻入り向拝付き入母屋造
・出雲国神仏霊場・第14番
・意宇六社の1社
八重垣神社は、熊野大社・神魂神社・真名井神社・六所神社・揖夜神社とともに意宇六社の1つです。
出雲国風土記・延喜式神名帳に佐久佐社と記載されている古社ですが、六所神社も佐久佐社の比定地とされてるため、六所神社とともに式内社・佐久佐神社の論社となっています。
1872年に八重垣神社が式内社・佐久佐神社として認定されましたが、今もなお論争は続いてるみたいです。
ちなみに六所神社の参拝記はこちら
●本殿

●本殿
・江戸時代中期建立
・檜皮葺 大社造
・主祭神・・・素盞嗚尊・稲田姫命
・配祀神・・・大己貴命・青幡佐久佐日古命
ちなみに配祀神の青幡佐久佐彦命は素盞嗚尊の子です。
青幡佐久佐彦命と書いてアオハタサクサヒコと読みます。
もともとこの地には、青幡佐久佐日古命を祀る佐久佐神社が鎮座してましたが、1872年に八重垣神社を合祀して、1878年に八重垣神社と改称したそうです。
●境内図

その他、境内にはたくさんの境内社がありました。
●伊勢宮
・天照大御神を祀る
●脚摩乳神社
・脚摩乳命・応神天皇を祀る
●手摩乳神社
・手摩乳命を祀る
●貴布禰神社
・高靇命・倉稲魂命を祀る
●山神神社
・大山祇命を祀る
●天鏡神社
・稲田姫命を祀る
●連理玉椿(夫婦椿)
クシナダヒメが立てた2本の椿が芽吹いて、地上で1体となったという。
このことから、夫婦の契りの象徴として神聖視されるようになったんだって。

●随身門
・建立年不明
・銅板葺 切妻造
随身像は正面に向かって座ってるのではなく、向き合って座ってました。
島根は、こういった向き合って座る随身門が異常に多いです。
●狛犬

●狛犬
・建立年不明
・出雲尾立(?)出雲丹後(?)
ドロドロに溶けた感じで劣化しているためハッキリとしたことがいえませんが、この姿勢はおそらく出雲尾立か出雲丹後の狛犬だと思われます。
島根は来待石の産地だけあって、来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように崩れてる狛犬が多いです。
●拝殿

●拝殿
・1964年再建
・銅板葺 妻入り向拝付き入母屋造
・出雲国神仏霊場・第14番
・意宇六社の1社
八重垣神社は、熊野大社・神魂神社・真名井神社・六所神社・揖夜神社とともに意宇六社の1つです。
出雲国風土記・延喜式神名帳に佐久佐社と記載されている古社ですが、六所神社も佐久佐社の比定地とされてるため、六所神社とともに式内社・佐久佐神社の論社となっています。
1872年に八重垣神社が式内社・佐久佐神社として認定されましたが、今もなお論争は続いてるみたいです。
ちなみに六所神社の参拝記はこちら

六所神社の御朱印~出雲国府跡に隣接する出雲国総社~ (島根県松江市大草町)
所在地島根県松江市大草町496祭 神伊邪那岐命・伊邪那美命・天照皇大神・月夜見命・素盞鳴尊命・大己貴命由 緒創建年は不詳。奈良時代に編纂された出雲国風土記、平安時代に編纂された延喜式神名帳に記載されてい...
●本殿

●本殿
・江戸時代中期建立
・檜皮葺 大社造
・主祭神・・・素盞嗚尊・稲田姫命
・配祀神・・・大己貴命・青幡佐久佐日古命
ちなみに配祀神の青幡佐久佐彦命は素盞嗚尊の子です。
青幡佐久佐彦命と書いてアオハタサクサヒコと読みます。
もともとこの地には、青幡佐久佐日古命を祀る佐久佐神社が鎮座してましたが、1872年に八重垣神社を合祀して、1878年に八重垣神社と改称したそうです。
●境内図

その他、境内にはたくさんの境内社がありました。
●伊勢宮
・天照大御神を祀る
●脚摩乳神社
・脚摩乳命・応神天皇を祀る
●手摩乳神社
・手摩乳命を祀る
●貴布禰神社
・高靇命・倉稲魂命を祀る
●山神神社
・大山祇命を祀る
●天鏡神社
・稲田姫命を祀る
●連理玉椿(夫婦椿)
クシナダヒメが立てた2本の椿が芽吹いて、地上で1体となったという。
このことから、夫婦の契りの象徴として神聖視されるようになったんだって。
御朱印情報

●御朱印情報
御朱印は授与所で頂きました。
御朱印は授与所で頂きました。
八重垣神社の地図
スサノオゆかりの地
スサノオゆかりの地をまとめてみました。
●スサノオの足跡を探す旅~スサノオゆかりの地~

●メニュー
・スサノオの生誕地
・オロチ退治に使用した酒壺を祀る
・スサノオがオロチを退治した場所
・天叢雲剣(草薙剣)発祥地
・オロチの首を埋めた地
・スサノオ夫婦の新居跡
・スサノオ終焉の地
などなど・・・
随時更新していきます。
●スサノオの足跡を探す旅~スサノオゆかりの地~

スサノオの足跡を探す旅~スサノオゆかりの地~(14スポット)
スサノオの生誕地●江田神社宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127スサノオが生まれたみそぎ池がある神社。スサノオが乗った船●韓竈神社島根県出雲市唐川町408古事記では高天...
・スサノオの生誕地
・オロチ退治に使用した酒壺を祀る
・スサノオがオロチを退治した場所
・天叢雲剣(草薙剣)発祥地
・オロチの首を埋めた地
・スサノオ夫婦の新居跡
・スサノオ終焉の地
などなど・・・
随時更新していきます。