所在地 | 島根県松江市山代町84 |
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祭 神 | 伊弉諾尊・天津彦根命 |
由 緒 | 創建年は不詳。733年に編纂された出雲国風土記に記載されていることから、それ以前には存在していた神社と思われます。室町時代、伊弉冉尊を祀る神魂神社とともに両神魂と称されていたそうです。1683年の出雲風土記鈔には伊弉奈枳社、1717年の雲陽誌には伊弉諾社と記載され、江戸時代までは伊弉諾社と呼ばれていたといいます。その後、明治時代に真名井神社と改称しました。 |
鳥居と狛犬
●境内入口
出雲国風土記には真名井社。
延喜式神名帳には真名井神社と記載されている真名井神社に到着。
熊野大社・神魂神社・八重垣神社・六所神社・揖夜神社とともに意宇六社の1つとして知られる古社です。
●鳥居
●鳥居
・建立年不明
・明神鳥居
ちなみに、出雲国府跡から約1.2kmほど離れた茶臼山の麓に鎮座しています。
この茶臼山は、地元でかんなび山と呼ばれてるそうです。
かんなびとは神の隠れこもるという意味で、古代の人々が信仰の対象として特別視していた山と考えられているそうです。
●狛犬①②
●狛犬①②
・建立年不明
・出雲構え獅子
鳥居をくぐると苔生した出雲構え獅子がお出迎え。
建立年は確認できませんでしたが、見るからに歴史を感じるベテラン狛犬です。
それにしても、島根は来待石の産地だけあって来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように尻尾が折れた狛犬が多いです。
●参道
貸し杖があると絶対に使ってしまうこの習性・・・。
大した段数じゃないのに。
無い方が楽に上れるのに。
あとあと絶対ジャマになるのに・・・何なんだろう、この習性!
そんなこんなで、お決まりの杖ショットを撮影して石階段を上ると狛犬③④がお出迎え。
●狛犬③④
●狛犬③④
・建立年不明
・お座り型
唇と舌はわかるけど、なぜか鼻の穴も赤で塗られてました・・・鼻血。
それにしても指が長い狛犬でした。
出雲国風土記には真名井社。
延喜式神名帳には真名井神社と記載されている真名井神社に到着。
熊野大社・神魂神社・八重垣神社・六所神社・揖夜神社とともに意宇六社の1つとして知られる古社です。
●鳥居
●鳥居
・建立年不明
・明神鳥居
ちなみに、出雲国府跡から約1.2kmほど離れた茶臼山の麓に鎮座しています。
この茶臼山は、地元でかんなび山と呼ばれてるそうです。
かんなびとは神の隠れこもるという意味で、古代の人々が信仰の対象として特別視していた山と考えられているそうです。
●狛犬①②
●狛犬①②
・建立年不明
・出雲構え獅子
鳥居をくぐると苔生した出雲構え獅子がお出迎え。
建立年は確認できませんでしたが、見るからに歴史を感じるベテラン狛犬です。
それにしても、島根は来待石の産地だけあって来待石の石造物が多いです。
来待石はもろい石なので、このように尻尾が折れた狛犬が多いです。
●参道
貸し杖があると絶対に使ってしまうこの習性・・・。
大した段数じゃないのに。
無い方が楽に上れるのに。
あとあと絶対ジャマになるのに・・・何なんだろう、この習性!
そんなこんなで、お決まりの杖ショットを撮影して石階段を上ると狛犬③④がお出迎え。
●狛犬③④
●狛犬③④
・建立年不明
・お座り型
唇と舌はわかるけど、なぜか鼻の穴も赤で塗られてました・・・鼻血。
それにしても指が長い狛犬でした。
拝殿と本殿
●拝殿
●拝殿
・1934年再建
・銅板葺 平入り切妻造
拝殿には床が張られてなく、なんと土間床造り!
簡素ではありますが、古代感があって素敵な建物でした!
●本殿
●本殿
・1662年再建
・檜皮葺 大社造
・伊弉諾神を祀る
・意宇六社の1つ
・島根県指定有形文化財
これまた古代感がある素敵な大社造でした。
写真で伝えることができませんでしたが、結構大きな大社造でした。
主祭神はイザナギさん。
この神社は、室町時代、イザナミさんを祀る神魂神社とともに両神魂と称されていたそうです。
1683年の出雲風土記鈔には伊弉奈枳社、1717年の雲陽誌には伊弉諾社と記載され、江戸時代までは伊弉諾社と呼ばれていたんだって。その後、明治時代に真名井神社と改称したそうです。
戦国時代、真名井神社から約1.5km離れた地に鎮座する神魂神社の末社だった時代があるので、神魂神社の祭神・イザナミさんに対応する形で、この神社にイザナギさんが祀られたのかなぁ。
何にしろ、古くから真名井神社と神魂神社はセットだったみたいです。
ちなみにこちらが神魂神社の参拝記です。
●拝殿
・1934年再建
・銅板葺 平入り切妻造
拝殿には床が張られてなく、なんと土間床造り!
簡素ではありますが、古代感があって素敵な建物でした!
●本殿
●本殿
・1662年再建
・檜皮葺 大社造
・伊弉諾神を祀る
・意宇六社の1つ
・島根県指定有形文化財
これまた古代感がある素敵な大社造でした。
写真で伝えることができませんでしたが、結構大きな大社造でした。
主祭神はイザナギさん。
この神社は、室町時代、イザナミさんを祀る神魂神社とともに両神魂と称されていたそうです。
1683年の出雲風土記鈔には伊弉奈枳社、1717年の雲陽誌には伊弉諾社と記載され、江戸時代までは伊弉諾社と呼ばれていたんだって。その後、明治時代に真名井神社と改称したそうです。
戦国時代、真名井神社から約1.5km離れた地に鎮座する神魂神社の末社だった時代があるので、神魂神社の祭神・イザナミさんに対応する形で、この神社にイザナギさんが祀られたのかなぁ。
何にしろ、古くから真名井神社と神魂神社はセットだったみたいです。
ちなみにこちらが神魂神社の参拝記です。
神魂神社の御朱印~国宝!日本最古の大社造がある神社~ (島根県松江市大庭町)
所在地島根県松江市大庭町563祭 神伊弉冊大神由 緒創建年は不詳。社伝によると、天穂日命がこの地に天降って創建した神社といいます。しかし、延喜式神名帳や出雲国風土記などにこの神社についての記載はなく、文献...
神紋
●神紋
神紋は二重亀甲に有の文字。
一般的に旧暦10月は神無月ですが、全国の神様が出雲へ集まる出雲地方では神在月と呼ばれてます。
ちなみに有の文字は神有月である十月の十と月を縦に組み合わせた文字なんですって。
ということで、この神紋は出雲に神々が集う神有月を意味してるんだって。
それにしても亀に有って・・・どうにもこうにもこち亀を思い出してしまう世代です。
神紋は二重亀甲に有の文字。
一般的に旧暦10月は神無月ですが、全国の神様が出雲へ集まる出雲地方では神在月と呼ばれてます。
ちなみに有の文字は神有月である十月の十と月を縦に組み合わせた文字なんですって。
ということで、この神紋は出雲に神々が集う神有月を意味してるんだって。
それにしても亀に有って・・・どうにもこうにもこち亀を思い出してしまう世代です。
境内社と神楽殿
●境内社
本来なら本殿の横に境内社があるらしいのですが、本日は工事中のためユンボが鎮座しておりました。
●末那爲神社
ユンボと狛狐さんのコラボ。
どうやら本殿右にはお稲荷さんを祀る末那爲神社が鎮座していたみたいです。
●末那爲神社
・倉稲魂神を祀る
そして本殿左には兒守社が鎮座していたみたいです。
●兒守社
・底筒之男命・中筒之男命・上筒之男命・息長足媛を祀る
(宍道若宮社・山代社・荒神社を合祀)
●神楽殿
●神楽殿
・建立年不明
・銅板葺 切妻向拝付き妻入り切妻造
神楽殿には社務所が併設されてました。
●境内の風景
神様の視線を感じそうな・・・そんな神々しさを感じる風景でした。
●神社前の風景
神社前の風景です。
まるで古代の風景を見ているような!
そんな風景が広がってました。
ちなみに、真名井神社から約300m離れた地には真名井の滝があるそうです。
出雲国造家の世継(火継式)の際には、神魂神社に神火神水を御饌物をすることになってるそうで、この時の神水には真名井の滝の水が用いられるんだって。
本来なら本殿の横に境内社があるらしいのですが、本日は工事中のためユンボが鎮座しておりました。
●末那爲神社
ユンボと狛狐さんのコラボ。
どうやら本殿右にはお稲荷さんを祀る末那爲神社が鎮座していたみたいです。
●末那爲神社
・倉稲魂神を祀る
そして本殿左には兒守社が鎮座していたみたいです。
●兒守社
・底筒之男命・中筒之男命・上筒之男命・息長足媛を祀る
(宍道若宮社・山代社・荒神社を合祀)
●神楽殿
●神楽殿
・建立年不明
・銅板葺 切妻向拝付き妻入り切妻造
神楽殿には社務所が併設されてました。
●境内の風景
神様の視線を感じそうな・・・そんな神々しさを感じる風景でした。
●神社前の風景
神社前の風景です。
まるで古代の風景を見ているような!
そんな風景が広がってました。
ちなみに、真名井神社から約300m離れた地には真名井の滝があるそうです。
出雲国造家の世継(火継式)の際には、神魂神社に神火神水を御饌物をすることになってるそうで、この時の神水には真名井の滝の水が用いられるんだって。
御朱印情報
●御朱印情報
御朱印は神楽殿に併設されている社務所で頂きました。
御朱印は神楽殿に併設されている社務所で頂きました。