松尾大社の御朱印~許してください、お酒の神様~(京都府京都市西京区)

住 所京都府京都市西京区嵐山宮町3
祭 神大山咋神・中津島姫命(市杵島姫命)
社 格式内社(名神大2座)・二十二社(上七社)・旧官幣大社・別表神社
札 所神仏霊場巡拝の道 第87番
由 緒この地方一帯に住んでいた住民が、松尾山・頂上付近の磐座を生活の守護神として尊崇したのが始まり。701年、朝鮮半島から渡来した秦氏がこの地に移住し、社殿を建立したといいます。平安時代以降、賀茂神社と共に皇城鎮護の神とされ、東(賀茂)の厳神、西(松尾)の猛霊と並び称されていたそうです。733年、社殿背後から泉が湧き出た際『この水で酒を醸すとき福が招来し家業繁栄する』と松尾大神から神託があったといいます。 そのことにより、醸造の神様として崇拝されるようになり、現在も全国の酒造家などから信仰を集めています。
HP松尾大社 – MATSUNOO TAISHA
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鳥居と狛犬と楼門

●阪急・松尾大社駅と鳥居

阪急・嵐山線の松尾大社駅から徒歩すぐの所に鎮座してます松尾大社に到着。

神社背後の松尾山を神体山とする式内社で、古代より頂上付近の磐座を生活の守護神として尊崇していたといわれてます。

701年、朝鮮半島から渡来した秦氏がこの地に移住して社殿を建立。平安時代以降は、賀茂神社と共に皇城鎮護の神とされ、東(賀茂)の厳神、西(松尾)の猛霊と並び称された古社です。

お酒の神を祀ることで有名な神社です。

ちなみに松尾神社と書いてまつのお大社と読むそうです。
まつお大社と読んでいたのは私だけじゃないはず・・・。


●鳥居①

●鳥居①
・建立年未確認
・明神鳥居
・高さ 約14m

お酒の神を祀ることで有名な松尾大社。
青春時代に急性アルコール中毒で死にかけて以来、一滴もお酒を受け付けなくなった超下戸な私。この世からお酒がなくなってしまえばいいのにと本気で思っている・・・一体全体、どのツラ下げてご挨拶すればいいのか!

そんなこんなで、参拝開始。


鳥居①の横には巨大とっくりのオブジェがありました。
さすがお酒の神様です。


●鳥居②

●鳥居②
・建立年未確認
・明神鳥居

神額には松尾大神。
有栖川宮幟仁親王の筆だそうです。



鳥居の貫の部分から垂れ下がっているモコモコは榊の小枝を束ねたもので、脇勧請と呼ばれるものなんだそうです。説明板によると鳥居の原始的な形態なんですって。

榊の束は、12個(閏年は13個)あって、月々の農作物の出来具合を占った太古の風俗を 今に伝えているものなんだそうです。


●狛犬

●狛犬
・1925年作

ほぼ100年前の狛犬なのに、あまり古さを感じさせない作風でした。

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楼門と拝殿と本殿

●楼門


●楼門
・1667年建立
・桧皮葺 三間一戸 入母屋造
・高さ 11m
・京都府暫定登録文化財

楼門は随身門になっており、両サイドに矢大臣・左大臣が祀られておりました。


●拝殿

●拝殿
・江戸時代初期建立
・檜皮葺 入母屋造
・京都府暫定登録文化財


京都の神社でよく見かける拝殿(舞殿)と本殿が離れたスタイルの社殿です。 舞殿形式の拝殿に出会うと京都に来たーっていう実感が湧く私です。


●本殿


●本殿
・1397年建立
・1542年改築
・檜皮葺 両流造(松尾造)
・国重文
・大山咋神・中津島姫命(市杵島姫命)を祀る

本殿前の中門には、最強ツートップであります16菊花紋と徳川葵の紋がありました。紋を見るだけで格式の高さがうかがえます。


本殿は両流造
別名・松尾造といわれる珍しいタイプの本殿でした。

通常の流造は、前の屋根が長い片流造ですが、両流造は前と後ろの屋根の長さが同じという!

有名どころでいえば、厳島神社(広島)と気多大社(石川)の本殿も両流造です。

ちなみに外からは松尾大社・本殿の全貌を確認することはできません。


しかし!
授与所で受付をすれば、1日4回本殿の特別参拝ができるという!

神職によるガイド&お祓い儀式付きで、所要時間は約20分です。

●参拝受付
・午前10時・午前11時30分
・午後1時30分・午後2時30分

●参拝料
・大人1000円
・幼稚園児以下は無料

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境内社

●一挙社と衣手社

●一挙社(写真左)
・建立年不明
・檜皮葺 流造
・一挙神を祀る

室町時代にはすで鎮座していたそうです。

●衣手社(写真右)
・建立年不明
・銅板葺 流造
・羽山戸神を祀る
・松尾7社の1社


●祖霊社と金刀比羅社

●祖霊社(写真左)
・建立年不明
・銅板葺 流造
・松尾社ゆかりの功績者を祀る

●金刀比羅社(写真右)
・建立年不明
・銅板葺 流造
・大物主神を祀る

見事に見逃して帰りましたが、その他、三宮社・四大神社・滝御前があるそうです。

●三宮社
・玉依姫命を祀る
・松尾7社の1社

●四大神社
・春若年神・夏高津日神・秋比売神・冬年神を祀る
・松尾7社の1社

●滝御前
・罔象女を祀る

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撫で亀や幸運の双鯉など

●撫で亀


古来より亀と鯉は松尾大神の使いとされてます。

その昔、松尾大神が山城・丹波の国を開拓するため、保津川をのぼられる際、急流は鯉緩やかな流れは亀に乗って進まれたそうです。それ以来、亀と鯉は神の使いとして尊崇されたそうです。


お伊勢さんの鶏、お稲荷さんの狐、天神さんの牛など、古くから人々はその神と縁のある鳥や獣などを神の使いとして尊崇してきました。この故事にならい、亀は不老長寿、鯉は出世開運の守護として崇められてます。


ちなみに手水舎も亀さんでした。

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神輿庫

●神輿庫


神輿庫の横には、全国の酒造から奉納された酒樽がズラリと並んでました。杉玉がブラ下がったりなんかして、ちょっとした酒蔵感が演出されてます。


賀茂鶴と千福を発見。
私、全くお酒が呑めないので、お酒のことは全くの無知なのですが、地元・広島のお酒はわかります!

ちなみに広島・西条は、京都・伏見、兵庫・灘と共に日本三大酒処の1つです。


松竹梅と黄桜を発見。
お酒に興味のない私でも知っている♪しょ~ちくば~い♪

♪き~ざくら~ドンッ!


あと、関西の神社でよく目にするタイガースの酒樽を発見。

あと、、ソヨギ!梵英心!
ぅん?・・・BORNって書いてある!
ボンじゃなくてボーーーン!

駕輿丁船とお酒資料館など

●駕輿丁船


神幸祭(松尾祭)の際、この船に神輿を乗せて桂川の対岸に渡るんですって。

神輿の重さは約1トンもあるんだと!

ちなみに神幸祭のことをおいで祭と呼ぶそうです。
そして神輿が松尾大社へ戻ってくる還幸祭はおかえり祭と呼ぶそうです。

そんなこんなで、駕輿丁船を観察。
オール木製の和船かと思ってましたが、ところどころ繊維強化プラスチックの部分が ありました。


●磐座登拝道入口

2018年9月の台風による倒木・山崩れの影響で、登拝道の修復が不可能になったそうです。そんなこんなで、現在、磐座登拝はできないらしい・・・。
(2019年2月17日現在)


●お酒資料館

神様とお酒の関わりや、歴史やお酒の工程などが展示されてます。


●招福・樽うらない

的(樽)をめがけて矢を射るタイプの占いです。
樽に入れば当たり!
樽・中央の黒い丸を射抜けば大当りとなり、お守りがもらえます。


●オリジナル絵馬

亀・樽・小槌・瓢箪・猩々が描かれた5種類の絵馬がありました。

御朱印

●御朱印
御朱印は授与所で頂けます。
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松尾大社の地図

 

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